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2023/06/07 臭いが出たら煮込に洗濯。
おはようございます。
梅雨らしい天気の広島です。
この時期のニュースには
「洗濯」
に関連する話題が増えます。
特に洗濯物を部屋で干す。
この時に起きてしまうのが
「部屋干し臭」
この原因は衣類に残った雑菌が生乾きの状態が
長いことで繁殖して臭いを出す。
なので洗い直しても臭いが消えない。
なんてことが話題です。
この臭いを消すには
臭いの元である雑菌を消滅させることが大事。
そのための除菌方法として
煮沸消毒
という方法が紹介されてます。
実は洗濯にも法律があり
業務での洗濯で殺菌が必要な場合は
80℃の温水で洗う。
というルールがあります。
でもこれ洗濯のプロでも全てこれで殺菌する。
は出来ません。
その理由は
80℃の高温に耐えられない。
これだけの高温に漬け込んでも
耐えられる繊維
耐えられない繊維
があるためです。
一般的に耐えられる繊維の代表は
綿
クリーニングならシャツやシーツにタオル
これがよく使われています。
逆に耐えられない繊維は
天然素材ならウールやシルク
ウールならフェルト化
シルクなら劣化
ほぼ着れない状態になります。
化学繊維でも変化が起きます。
ポリエルテル
これは高温で漬け込むと
繊維が軟弱になり変形します。
変形したまま冷却すると形状がそのままになり
シワ
ちぢみ
といった変形を起こします。
「タオルなら100%綿だから煮込み洗いできるよね。」
と思いますが
これも注意が必要です。
タオルのハジの処理をヘムと言いますが
ここで使われている繊維。
ここにポリエステルを使っている。
そんなことがあります。
煮込むことでこのポリエステルが変形し
しわができる。
最近では白Tシャツが通勤着。
という方も
この除菌をすると首周りのしわが取れない。
裾がブヨブヨになった。
なんてことが起こります。
それに煮込み洗いは
作業が危険。
以上の理由で煮込み洗いはお勧め出来ません。
この時期は抗菌剤をうまく活用して
臭いわない部屋干し。
これで梅雨を乗り切りましょう。