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2021/10/16 低温調理に学ぶ汚れの変質。
おはようございます。
福山の営業所へ定期訪問。
その福山へ移転して早いもので
もう1年。
「私もたまには行きたい。」
と妻も今回は同行しました。
電話やzoomではできない話ってあるもんですね。
リアルの大事さを実感です。
そして
「せっかく尾道来たんだからラーメン食べたい。」
というリクエスト。
尾道のラーメンというと
「背脂」
これがポイント。
ところが全く逆のあっさり系ラーメンもあります。
「鳥そば本店」
まるでお茶漬けのようなラーメン。
でも見た目以上にしっかりした鳥の出しが効いてます。
チャーシューの代わりに乗っているのは
鶏胸肉
これを低温調理したものだそうです。
全くパサパサ感がない。
しっとりした胸肉でした。
鶏胸肉=タンパク質
ダイエットや筋トレにも最適な食糧です。
ただ、これを無闇に高温で調理すると
パサパサになる。
この温度でタンパク質は変化する。
実は洗濯でもこの差が出ます。
衣類に染み込んだ汚れ。
様々な成分がその汚れには含まれています。
その中でも洗濯の手順や条件によっては
綺麗になりにくいものに変化する。
それがタンパク質です。
特に最近はコロナの影響で
殺菌洗浄
これが必要になってます。
その殺菌において大事な条件に
「高温洗浄」
その温度は
80℃
というほぼ熱湯です。
先ほどの鶏胸肉でもこんな温度でボイルすると
パサパサ
カチカチ
になってしまいます。
汚れのタンパク質も繊維の中でカチカチに変化してしまう。
さらにここへ酸素系漂白剤を入れると
これもタンパク質を変質させてしまう。
硬化したタンパク質は簡単には綺麗にならない。
洗濯の順番がこんな影響を与えるんですね。
理想的な洗濯は
低温
酸素系漂白剤なし
できれば
たんぱく分解酵素を使う
これで完璧なタンパク質除去洗浄ができます。
もちろんその後は
高温
漂白
といったプログラムは必要です。
最近の水洗機にはこういった複雑なプログラムも作成可能です。
プロはレシピにこだわるだけ。
これからは考えるを自動化する時代です。