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2021/02/03 乾燥しているから綺麗にならない?

おはようございます。

 

家庭では絶対にできない洗濯方法

 

「ドライクリーニング」

 

これは特殊な石油系溶剤と専用の機械

 

こう言った設備をするだけで

 

数千万円かかります。

 

それだけ投資しても価値がある

 

これがないと洗えない

 

そんな技術。

 

大切な衣類やデリケートな衣類を

 

洗濯によるダメージ

 

衣類に染み込んだ油性汚れ

 

これを強力に除去できる洗濯ですが

 

弱点もあります。

 

それは

 

水溶性の汚れ

 

この除去性が低い。

 

この汚れは

 

 

に代表される汚れです。

 

衣類に染み込んだ汚れの8割は

 

油性

 

残りの1割がこの汗などの水溶性の汚れ

 

日頃のメンテナンスでは

 

ドライクリーニング

 

これだけで十分な洗濯ができますが

 

しまい洗い

 

夏場の洗濯

 

ではこの水溶性の汚れもしっかり落としたい。

 

そこで最近は

 

ドライクリーニングでもしっかり水溶性の汚れを除去できる方法がないか?

 

そんな課題が出ています。

 

その方法の一つに

 

「水を添加する」

 

溶剤中の界面活性剤と水が混ざり

 

衣類の水溶性成分を吸着させる

 

という機能がアップします。

 

これで洗浄力はアップしますが弱点も。

 

界面活性剤と水が混ざると

 

ゲル状のミセルを形成する。

 

これによってフィルターの機能低下を招きます。

 

他にも

 

可溶化しない水は

 

「ドライ機内で沈殿する。」

 

それが時間と共に

 

「腐敗する。」

 

と言った原因になります。

 

そこで最近では水の添加はやらない。

 

では何で水溶性の汚れを取り除くのか?

 

それは

 

「衣類に含んでいる水分」

 

「空気に含まれる水分」

 

これを利用して水溶性の汚れを除去する。

 

という方法です。

 

溶剤中の界面活性剤がこの水分を溶け込ませて洗浄力を上げる。

 

という技術。

 

この方法でどれだけ洗浄力が上がるか?

 

実験しています。

 

その中で今気になっている数字があります。

 

それは

 

空気の湿度

 

この実験中に空間の湿度を常にモニターしていました。

 

そうすると

 

「一般的な界面活性剤を入れた時の湿度は25%」

 

「洗浄向上の界面活性剤を入れた時の湿度は35%」

 

空間の湿度が上がったんです。

 

それでも

 

「空気が乾燥しているから湿度が低い。」

 

理想的な湿度が70%以上。

 

なので理想よりかなり低い。

 

ということは

 

湿度が高い夏

 

湿度が低い冬

 

とではどれだけ洗浄性を上げる界面活性剤を入れても

 

効果に違いが出る。

 

そんなことが考えられます。

 

空気中の湿度

 

ドライクリーニングで管理する。

 

これも新しい品質作りに必要な技術になるでしょうね。

 

 

 

 

 

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