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クリーニング資材

2021/12/22 各種資材、機材の値上げについて

年末から年明けにかけて様々な資材・機材が値上げになります。

 

なぜ、こんなにも値上げが続くのか?

 

その背景を考えてみました。

 

□原因(その1)

 

【原油の高騰】

 

新型コロナの流行で景気が低迷した局面では原油は下降して

 

いたのですが

 

「ワクチン」の接種が進んだことで世界的には経済が再開し、

 

原油の需要は膨らんでいます。

 

しかし、産油国は来年以降の景気判断は不安と考えて原油の

 

増産をしない。

 

そのことから原油価格は10月には1バレル=82ドルと

 

7年ぶりの高値となりました。

 

さらに日本では円安が続き、輸入価格は一段と高騰しました。

 

原油が高騰すると一番身近な物で真っ先に上がるものは

 

ガソリン 灯油 軽油と言った燃料です。

 

燃料が上がると真っ先に影響が出るのが物流費です。

 

全ての商品は物流によって配送されています。

 

全ての商品が値上げになる最初の理由はこれにあります。

 

続いて石油由来の原料が上がる。

 

 

クリーニングの資材には石油から出来ている商品が多い。

 

ハンガー ポリ 界面活性剤と原料費が高騰しています。

 

運賃+原料の二重値上げとなっています。

 

 

 

□原因(その2)

 

【中国の経済復興】

 

国内のコロナ封鎖が進み国内の経済が急速に動き出しました。

 

しかし、豚コレラの感染で需要の多い豚の大量殺傷が行われ

 

豚の供給が間に合わない状態となっています。

 

豚の輸入量が増え、国内の養豚も活発になると餌となる

 

トウモロコシなどの穀物が高騰しています。

 

この穀物に関してはバイオエタノールの原料になるために

 

原油高騰でさらに穀物が値上がりしています。

 

 

世界の工場である中国ですが来年は冬季オリンピックを控え

 

環境対策が厳しくなっています。

 

汚染された空気で曇っている空を青空にする。

 

そのために工場の稼働を制限する。

 

ますます、材料不足を加速させています。

 

そのことで基本原料の供給不足が起きています。

 

酢酸 クエン酸 過炭酸ナトリウム トリポリリン酸

 

などの価格高騰以上に供給不足が発生しています。

 

中国の動向次第で物価は極端に変動する来年となりそうです。

 

 

□原因(その3)

 

【半導体に関わる資材機材の不足】

 

まさかこんなものまで供給できない。

 

クリーニング関連の部品に至るまで供給ができない。

 

すでに起きています。

 

それが起因して部品価格が高騰しています。

 

 

□原因(その4)

 

【世界的なインフレ】

 

アメリカではこの1年で物価は6%以上上昇。

 

世界でも3%以上物価は上昇しています。

 

それを輸入する日本ももちろん物価が上がっています。

 

 

□原因(その5)

 

【世界的な人手不足】

 

物価が上がると人件費も上がる。

 

人件費が上がるときは、労働力の不足が原因です。

 

このような要因から値上げが起きています。

 

これだけ要因が重なると現状価格を維持して販売することは

 

無理な状態です。

 

あらゆる商品が値上げとなることご理解ください。