クリーニング資材・機械販売、衛生管理洗剤・感染症対策商品、資材販売なら|(株)エムシーエス
年末から年明けにかけて様々な資材・機材が値上げになります。
なぜ、こんなにも値上げが続くのか?
その背景を考えてみました。
□原因(その1)
【原油の高騰】
新型コロナの流行で景気が低迷した局面では原油は下降して
いたのですが
「ワクチン」の接種が進んだことで世界的には経済が再開し、
原油の需要は膨らんでいます。
しかし、産油国は来年以降の景気判断は不安と考えて原油の
増産をしない。
そのことから原油価格は10月には1バレル=82ドルと
7年ぶりの高値となりました。
さらに日本では円安が続き、輸入価格は一段と高騰しました。
原油が高騰すると一番身近な物で真っ先に上がるものは
ガソリン 灯油 軽油と言った燃料です。
燃料が上がると真っ先に影響が出るのが物流費です。
全ての商品は物流によって配送されています。
全ての商品が値上げになる最初の理由はこれにあります。
続いて石油由来の原料が上がる。
クリーニングの資材には石油から出来ている商品が多い。
ハンガー ポリ 界面活性剤と原料費が高騰しています。
運賃+原料の二重値上げとなっています。
□原因(その2)
【中国の経済復興】
国内のコロナ封鎖が進み国内の経済が急速に動き出しました。
しかし、豚コレラの感染で需要の多い豚の大量殺傷が行われ
豚の供給が間に合わない状態となっています。
豚の輸入量が増え、国内の養豚も活発になると餌となる
トウモロコシなどの穀物が高騰しています。
この穀物に関してはバイオエタノールの原料になるために
原油高騰でさらに穀物が値上がりしています。
世界の工場である中国ですが来年は冬季オリンピックを控え
環境対策が厳しくなっています。
汚染された空気で曇っている空を青空にする。
そのために工場の稼働を制限する。
ますます、材料不足を加速させています。
そのことで基本原料の供給不足が起きています。
酢酸 クエン酸 過炭酸ナトリウム トリポリリン酸
などの価格高騰以上に供給不足が発生しています。
中国の動向次第で物価は極端に変動する来年となりそうです。
□原因(その3)
【半導体に関わる資材機材の不足】
まさかこんなものまで供給できない。
クリーニング関連の部品に至るまで供給ができない。
すでに起きています。
それが起因して部品価格が高騰しています。
□原因(その4)
【世界的なインフレ】
アメリカではこの1年で物価は6%以上上昇。
世界でも3%以上物価は上昇しています。
それを輸入する日本ももちろん物価が上がっています。
□原因(その5)
【世界的な人手不足】
物価が上がると人件費も上がる。
人件費が上がるときは、労働力の不足が原因です。
このような要因から値上げが起きています。
これだけ要因が重なると現状価格を維持して販売することは
無理な状態です。
あらゆる商品が値上げとなることご理解ください。