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おはようございます。

 

「デニムのクリーニング方法」

 

について相談がありました。

 

改めてデニムを綺麗に洗う。

 

について考えてみると

 

「奥が深い。」

 

そして、広島県東部の福山や岡山でデニム生地の生産が多い。

 

その理由は

 

「藍染」

 

の歴史に由来している。

 

デニムの染色というと

 

インディゴ

 

それと

 

藍染

 

ここに共通点があったようです。

 

ただ、デニムは昔ながらのインディゴの染色は

ほとんどしていない。

 

合成染料による染色がほとんだそうです。

 

ではどんな染色方法で染めているのか？

 

洗濯する側は知ることができない。

 

「何か判別方法がないのか？」

 

こんな時は洗剤メーカーのゲンブに相談です。

 

「これで識別する方法がありますよ。」

 

と教えてもらったものは

 

「マルチファイバーテスト」

 

というもの。

 

これは

 

「繊維と染料に相性がある。」

 

という特性を活かした識別方法です。

 

縦糸にこのような繊維

 

横糸にポリエステル で織った布です。

 

例えばこれをデニムと一緒に洗濯する。

 

溶け出た染料がどの繊維と強力に染まるか？

 

それによって染料の種類を判別する。

 

といった使い方ができるそうです。

 

他にもこれを使って

 

繊維が何からできているかわからない。

 

そんな識別にも使えるそうです。

 

繊維版のペーパークロマトグラフィーですかね。

 

ただ、クリーニングの現場でこんな試験をする。

 

なんてさすがにないです。