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2020/08/07 油は油で綺麗にする。

 

おはようございます。

 

先日、着物のお手入れについて相談がありました。

 

「食べこぼしを簡単に落としたい。」

 

「えりの汗じみを綺麗にしたい。」

 

なんて相談。

 

正直言って

 

「これでなんでも綺麗にできます。」

 

なんてものはないです。

 

素材や染色で全く取り扱い方が違うので

 

「これさえ知ってれば綺麗にできる。」

 

その方法はないことを説明させて頂きました。

 

その相談の中で

 

「昔はよくベンジンを使ってた。」

 

そういえば明治生まれの祖母は

 

毎日、和装。

 

ベンジンは必需品でした。

 

汚れやシミはなんでもベンジンで除去してました。

 

「万能じゃん。」

 

ではなぜ万能か?

 

それは汚れの特性にあります。

 

衣類に付着する汚れは

 

油に溶ける物

 

水に溶ける物

 

何も溶けない物

 

大きく分けてこの3つ。

 

これらが混ざり合って衣類に付着しています。

 

特に油で溶ける汚れは

 

水を寄せ付けない。

 

それが原因で濡れたおしぼりなどで

拭き取っても綺麗にならない。

 

汚れは

 

油で溶ける汚れを除去。

 

これが染み抜きの鉄則です。

 

油は油で溶ける。

 

その効果がベンジンです。

 

ベンジンはガソリンのような物です。

 

これが油を溶かす。

 

これによってその他の汚れも落ちやすくなる。

 

この原理を使って衣類全体を綺麗にしよう。

 

それが

 

ドライクリーニング

 

と言ってもベンジンでは洗ってないですよ。

 

ベンジンは引火点が−40°以下。

 

あっという間に火がつきます。

 

取り扱いにはご注意ください。

 

 

 

 

ドライクリーニングは専用の洗浄機がないと使えない。

 

スーツなどの大事な洋服を洗うだけの機械。

 

だけじゃないです。

 

最近では

 

工場の作業服を綺麗にしたい。

 

というニーズがあります。

 

工場の作業服=油汚れ

 

これを家庭で洗濯すると

 

「作業服だけ別洗い。」

 

「洗濯しても油の匂いが消えない。」

 

「洗濯機がすぐに壊れる。」

 

嬉しい声は聞こえません。

 

会社は福利厚生の一環で

 

「作業服の洗濯サービス」

 

会社内に洗濯設備を洗濯代行をする企業が増えています。

 

この際に

 

作業服を水で洗う。

 

一般的にはこの設備が普通に考えます。

 

しかし、油で汚れた作業服を水で洗うと

 

「油性の成分が大量に水に分散した排水」

 

となって環境に悪影響です。

 

そこでオススメは

 

作業服用のドライクリーニング設備。

 

これによって

 

洗浄液と汚れ成分を分離

 

汚れ成分は産業廃棄物として回収できます。

 

作業服クリーニング

検討される企業様はお問い合わせください。

https://www.mcs-clean.net/contact.html

 

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ウィルスよりもこれが怖い。
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